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数、特に整数に関する記事。

220284:数学ロマンス

220284は韓国ドラマ『雪の女王』のヒロインであるキム・ボラのポケベルの番号です。ちなみに約数の個数が36個で、2016の約数の個数と同じです。

220284は友愛数

友愛数は『博士の愛した数式』で取り扱われたため、ご存じの方も多いことと思います:

「君の誕生日は二月二十日。220、実にチャーミングな数字だ。そしてこれを見てほしい。(略)」
(略)
文字盤の裏側に"学長賞 No. 284"とあった。
「歴代284番めの栄誉、ということでしょうか」
「恐らくそうなんだろう。問題なのは284だ。さあ、皿なんか洗っている場合じゃない。220284なんだよ」
(略)

220: 1+2+4+5+10+11+20+22+44+55+110=284

220=142+71+4+2+1 :284

「正解だ。見てご覧、この素晴らしい一続きの数字の連なりを。220の約数の和は284284の約数の和は220。友愛数だ。滅多に存在しない組合せだよ。フェルマーだってデカルトだって、一組ずつしか見つかられなかった。神の計らいを受けた絆で結ばれ合った数字なんだ。美しいと思わないかい?君の誕生日と、僕の手首に刻まれた数字が、これほど見事なチェーンでつながり合っているなんて」
(小川洋子著『博士の愛した数式』より引用)

友愛数以外にも例えばこんな印象的なシーンがあります:

「君の電話番号は何番かね」
「576の1455です」
5761455だって?素晴らしいじゃないか。一億までの間に存在する素数の個数に等しいとは」

integers.hatenablog.com


『博士の愛した数式』以外にも数学が取り扱われた作品がいくつかあります。東野圭吾著『容疑者xの献身』や堤真一、松嶋菜々子主演のテレビドラマ『やまとなでしこ』、橋本愛主演のテレビドラマ『ハードナッツ』*1などが有名な作品ですが、私が特におすすめしたいのは韓国ドラマ『雪の女王』です。

ディズニー映画『アナと雪の女王』と同じくアンデルセンの童話『雪の女王』にインスピレーションを得た作品で、登場人物であるハン・テウンとキム・ボラの愛を描いたラブストーリーです。実はこのテウンは数学オリンピック金メダリストの数学の天才という設定。親友の死によって8年もの間数学を辞めるのですが、再び数学に取り組んで未解決の難題を解決するという超激熱ストーリーなのです!!

この作品の中で、テウンがボラのポケベルの番号を暗記しており、ボラがびっくりするというシーンがあります。テウン曰く、「220284は友愛数だからポケベル番号220284を一瞥しただけで覚えていた」とのこと。

私は博士とテウンに一言物申したい。お前ら、冷静か!

私だったら、異性と何らかの形で友愛数で結ばれてたり、電話番号が576-1455だったり588-2353だったりしたら、小一時間その数が如何に素晴らしいかを説き続けた後、市役所に行って婚姻届けを提出するわ!*2

すみません。興奮してしまいました。しかし、やっぱり博士やテウン程度の反応では私は済ますことが出来る自信がありません。橋本愛ちゃんの「そうか!素数!」も名シーンとか言いましたが、所詮演技ですね。もっと興奮するはずです。一方で、日常生活で素晴らしい数が要因となって劇的なラブロマンスが始まることなんてそうそうありません。小説やドラマだからあり得た話なのです。とは言ったものの、本当にそうでしょうか? 私は素敵な数がたくさんあることを知っています。どんな数であっても、あっと驚く素敵で不思議な性質があるものです。このブログではそんな数の素敵な性質をたくさん紹介していますので、いつかドラマのようなラブロマンスを数が導いてくれるかも??*3

ちなみに、テウンがボクシングのリングでグローブを並び替えながら数式を書きなぐるシーンは見ごたえ抜群です。f:id:integers:20160111170140j:plain

*1:橋本愛ちゃんが「そうか!素数!」と叫ぶシーンは超名シーンです。

*2:5882353については integers.hatenablog.com を参照してください。

*3:今日は執筆時間がなかったのでいつもと違う感じの記事を書きました。もちろん、私は異性とのラブロマンスのために数の美しさを追求しているわけではありませんので悪しからず。数こそがロマンです!