Ramanujan
証明(by Omran). とする。
とすると、
なので、は微分方程式
を満たす。
なので、
なる表示が得られた。を
と定義すれば、Gauss積分により
なので、
である。従って、の連分数展開を与えればよい。についての多項式を
で定義すると、の階微分は
−①
で与えられる。理由: 微積分学の基本定理より
となることから、積の公式より
が得られる。これを用いれば、数学帰納法によりが計算できる。
は微分を含まない漸化式
で決まることに注意する。理由: まず、帰納法でを証明でき、に関する漸化式が従う。それを用いて、に関する漸化式も帰納法で証明できる。
−②.
理由: 行列式の変形
より、帰納法で証明できる。
−③.
理由: 常になので、①より
を証明すればよい。変数変換により
が得られるが、これはで積分記号下における微分が可能であり、
が成り立つ。この積分は明らかに正である。
−④.
理由: ③が成り立つので、
を示せばよいが、これは②に他ならない。
数学的帰納法によって
なる評価が成り立つことがわかるので、④より
となり、
が示された。
とりあえずを不定元として
を考える。このとき、
が成り立つことが数学的帰納法によりわかる。よって、②より
が得られる。と代入して、を上の関係式で順次定めると、であるため
となる。これより、
と連分数展開されることがわかった。 Q.E.D.