この記事ではStirlingの公式を次の形で証明します(Robbinsによる)。
Stirlingの公式 を正整数とするとき、がを満たす形で成り立つ。
H. Robbins, A remark on Stirling's formula, Amer. Math. Monthly, Vol. 62, No. 1 (1955), 26-29.
証明. とし、
と分ける。ここで、
である。すると、
となる。対数関数のマクローリン展開によって
なので、とおくと であり、
である。よって、
と望遠鏡和のパーツで押さえられる。故に、とすれば
かつ
となって、とすれば
が示された。の決定は
を見よ。 Q.E.D.