小林銅蟲さんとの共著『せいすうたん1』の発売が近づいてきました。そろそろ書店には届き始める頃なので手に入るところもあるかもしれませんし、発売日としてはどうやら5/1と設定されているようです。
今日は本書に載っている内容の過去記事を全て非公開にしました。もともとブログの過去記事はどんどん非公開にしようという計画でしたが、ネガティブな作業なので全然進んでいません。昔は順番に非公開化していましたが、今回は書籍に関係するものを先に非公開化した感じです。書籍の方が校正が入っていて品質がいいので、ぜひともそちらを読んでいただきたく思っております。
以下の2つの記事の内容も、『せいすうたん1』の第12話に収録しましたので非公開にしました。
これらはそれなりに反響があったので、とても懐かしい記事です。今回、出版される書籍においてこれらの素数を紹介できることがとても嬉しいです。
凄いのはこれらの素数の発見者ですね。世の中には面白いものを見つける人がいるものです。
私はこれらの情報をWebサイトPrime Curios!から知りましたが、このサイトがなければ知ることはなかったかもしれないので、このサイトも本当に素晴らしいと思います。
私の役割は、Prime Curios!の中からこれらの素数の情報を見つけたこと、そしてそれを日本語で発信したことだと思っています。
Prime Curios!って膨大な量の情報があるんですよ。本当につまらないトリビアも多いです。その中から特に面白いものをたまたま発見できたので(毎日ランダムに眺めている時期があったのです)、日本語で発信しました。確証はないですけど、日本のコミュニティーでこれらの素数を最初に発信したのは私なんじゃないかと思っているんですよね。
これらの素数、実はニュートンプレスの雑誌からも繰り返し紹介されています。残念ながらそれらが今手元にあるわけではないのですが(いくつかは調査のためにKindle版をさっき買いました)、ネット検索の情報などから推察すると
・1089桁の素数が紹介されているもの
・517桁の素数も紹介されているもの
となっています。その後、1089桁の素数はWikipediaの「1089」の項目でも取り上げられ、「Newton別冊 数学の世界 数の神秘編 」が参考文献にあげられています。
他にもブログとかYouTubeとかでこれらの素数がちらほら取り上げられており、広まっていることはよいことです。
ところで。
1089桁の素数の記事は2017年5月31日に投稿しました。
517桁の素数の記事は2018年7月18日に投稿しました。
これは単なる推測ですが、ニュートンプレスのライターさんは私の記事を事前に読んでいる可能性が高いのではないかと思います。
ニュートンプレスさんはINTEGERSに全く言及していません。それは問題ありません。なので、私も真似て『せいすうたん1』ではニュートンプレスさんには一切言及していません。
ただ、『せいすうたん1』を読んだ読者の方が「ニュートンプレスの情報をパクっているのではないか?」と思われることがあったら嫌なので、この文章を書いた次第です。