本日は数学の問題をいくつか出題します。君は何題解けるだろうか!!!?
問1
素数を順番に掛け合わせて足した数をEuclid数という:これらは偶然全て素数であるがは素数でない。それでは、以上の考察を受けて
「素数を個順番に掛け合わせて足し合わせると素数となるような最小の以上の整数」
を考察することにしよう。例えば:から
が分かる。任意のに対しては素数であることを証明せよ。
素数を順番に掛け合わせて足した数をEuclid数という:これらは偶然全て素数であるがは素数でない。それでは、以上の考察を受けて
「素数を個順番に掛け合わせて足し合わせると素数となるような最小の以上の整数」
を考察することにしよう。例えば:から
が分かる。任意のに対しては素数であることを証明せよ。
問2
階乗交代和を次のように定義する:また、の最小の素因数をとする。このとき、任意の自然数に対してが成り立つことを示せ。
階乗交代和を次のように定義する:また、の最小の素因数をとする。このとき、任意の自然数に対してが成り立つことを示せ。
問3
数列をおよびによって定義する。
このとき、任意の自然数に対してが整数であることを証明せよ。
数列をおよびによって定義する。
このとき、任意の自然数に対してが整数であることを証明せよ。
問4
次の形式的べき級数の等式を証明せよ:ここで、は番目の素数を表す。
次の形式的べき級数の等式を証明せよ:ここで、は番目の素数を表す。
参考記事
Euclid数に関しては
integers.hatenablog.com
階乗交代和に関しては
integers.hatenablog.com
を参照してください。
追記
この記事は4/1に執筆したということでエイプリルフールネタでした。どういうネタかというと、どの問題も証明せよと言われている主張が成り立たないというものです(問一のみは未解決)。「成り立たねえじゃねえかよ!嘘つくな!」「エイプリルフールだから嘘をつきました」というわけです。それぞれについて記事を書く予定です。
参考文献
問1、3、4はGuyの有名な論文"The Strong Law of Small Numbers"から選びました。
http://www.maa.org/sites/default/files/pdf/upload_library/22/Ford/Guy697-712.pdf