療養中であったRamanujanの見舞いに行く途中、Hardyが乗ったタクシーのナンバーが
であった。
Hardyが「その数はどうでもいい退屈な数字であった。凶兆でなければよいが」
というと、Ramanujanは即座に
「そんなことはありません。大変面白い数です。それは二つの(正の)三乗数の和で二通りに表すことができる最小の数です」
と返したと言われている。
この有名なエピソードからはラマヌジャンのタクシー数と呼ばれています。
こういう話を聞くと、というただの一つの数に愛着が湧いてきませんか?
まだ読んでいないのですが、
マーク・チャンバーランド (著), 川辺 治之 (翻訳), 「ひとけたの数に魅せられて」, 岩波書店
という本があるようです。
他にも
デイヴィッドウェルズ(著), 「数(すう)の事典」, 東京図書
など、数の魅力的な特徴をその著者の好みで集めた書籍が幾つか存在します。
ブログ「インテジャーズ」も数の特徴的な性質をたくさん紹介しようというものですが、執筆した記事も200を超えました(証明付きで解説したいというポリシーのために定理解説のカテゴリーに入る記事が多いですが汗)。2018年2月現在は500記事を超えています。
小さい数から順番に紹介すると、いつまでたってもには辿り着かないでしょうし、もっともっと大きい数にも魅力的な数はたくさんあります。なので、紹介する数の順番には特にルールがなく、書こうと思った数から書いています。
とは言っても、それなりの数の記事を書いていけば、小さい数(例えば以下の自然数)については当ブログで紹介した特徴的な性質が一つはあるという状況になってもおかしくないと思います。
というわけで、以下の全ての自然数について少なくとも一つは特徴的な性質を当ブログで紹介するという目標を立て(ただし、大きい数もちゃんと取り扱いたいので、目標達成への期限は設けない)、それがどれだけ達成されたかをこの記事にまとめておくことにしましょう。
- 既に記事を書いている数については、その特徴を書き、記事へのリンクを貼ります。
- 一つの数について二つ以上の記事がある場合は、暫定的に私が一番好きな特徴を選んで一つだけ書きます。
- 一つも記事がない数についても、今後記事を書く予定がある特徴についてはリンクなしでその特徴を書いておきます(現在該当なし)。
最終更新日:2018/6/16
達成率:70/100