定理 (Leitner, 2011) 方程式の非負整数解はまたはのみである。
証明. まず、の場合を考える。であれば となり、が従う。のときもで。ならとなって、大きさを考えれば。よって、以下 と仮定してよい。
さて、を満たすであって
−①
が成り立つようなものがしかないことは例えばコンピュータで確かめられる。はについて長さの周期をもつ*1ので、合同式①を満たすような非負整数は全てで割った余りがであることがわかった。
次にで考える。今度は長さの周期を持つが*2、との最小公倍数をとった長さで考えることにする。
を満たすであって
−②
が成り立つようなものはやはりしかないことが確認できる。よって、合同式①、②を満たすような非負整数は全てで割った余りがであることがわかった。
なる非負整数を考える。で考えることにすると、である一方*3、
であるから、であれば でなければならないことが示された。よって、
という状況となるが、最後にを考えると、である*4。
であるから、が従い、が示された。 Q.E.D.